寄り添う姿勢が大事

寄り添う姿勢が大事

介護スタッフの仕事はサービス業でもあるので、おもてなしの心を持って相手に接するのがマナーです。
お客様により良いサービスを提供するためには、円滑なコミュニケーションを図り、信頼関係を構築する必要があります。
ホテルや百貨店などと同じように、介護や医療の現場でも顧客満足を目指したサービスが必要です。
介護スタッフは、利用者と家族との距離を縮める大切な役割を担っています。
そのため介護職として高度な介護技術を提供するだけでなく、利用者から安心や信頼を得ることも需要です。
介護に取り組む上で重要なのは、相手にとって安心して接することのできる人になれるかどうかです。
介護のプロとして身に付けておきたい基本的なマナーは挨拶で、しっかりと相手の目を見て気持ちを込めて行いましょう。
相手が聞き取りやすい声を意識しながら笑顔も必ず添えて、自分から率先して挨拶することです。
人間関係を築く上で重要なのは言葉使いなので、利用者と話をする時は流行り言葉や専門用語はなるべく避け、丁寧さの中にも親しみやすさが感じられる言葉使いを心がけましょう。
信頼を得るには、相手の状況や気持ちを理解しながら寄り添う気持ちが大切です。

介護スタッフの仕事で注意しなくてはならないこととは？

介護スタッフの仕事と聞くと、「奉仕の精神」をイメージする方がほとんどであると思います。
とはいえ、優しさだけで勤まる仕事ではありません。
介護スタッフは対人職であるため、相手のために、かつ自分を守るために注意しなくてはならないこともあります。
その最たることの一つが、相手からの暴力です。
奉仕の精神と暴力は一見結び尽きません。
しかし、昨今の介護業界で働くとすれば、間違いなく認知症高齢者と接することになるでしょう。
そのような介護対象の中には病気の症状のために、暴言や介護抵抗という名の暴力をふるう方もいます。
認知症に対する知識や対応の仕方を知らなければ到底看過できないような乱暴に心身ともに傷つけられるような経験をするかもしれません。
対応するために必要なことは、介護の専門的な知識を身に着けることです。
職員に対し十分な教育の機会を提供し、何かあれば真摯に相談に乗ってくれるような上司のいる職場を選ぶことが大切でしょう。